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屋根瓦の下には、防水用の様々な下葺材が使われています。古い工法では、杉の皮の上に土を敷いたりする土葺き工法が残っている場合もありますし、最近のように防水シートの上に瓦を固定したり、地域や時代によっていろいろです。
野地板は、さらにその下ですので、これが腐っているとなると、ある程度大がかりな修理を覚悟しなければなりません。屋根の「もや」や「つか」、場合によっては、「はり」など、家を支える大切な構造材にまで影響を及ぼしているかもしれないからです。そうすると、屋根全体の葺き替えはもちろん、全面的なリフォームにまで発展してしまいます。
こうした大事になる前に、台風や大雨のあとに、点検を気軽に頼める工事店を確保しておくなど、家を守るための日頃の管理が大切です。
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